PM-3の特徴とその魅力について

OPPO Digitalは中国のスマホメーカーシェア1位(執筆時)で勢いに乗っているOPPO Electronicsのオーディオ部門で、本社はアメリカに置く人気ブランドの1つです。

特に、平面駆動とアンプで知られており、他にもブルーレイプレイヤーの強豪メーカーとしての認知度が高いメーカーです。

そんなOPPO Digitalから販売された平面駆動型で実売5万円位(中古は3万円程度)の本機ですが、今回は良い部分と悪い部分についてレビューをしようと思います。

PM-3のココが良い!

1・恐らく世界初であるポータブル平面駆動ヘッドホン
2・平面駆動では異端レベルの鳴らしやすさでスマホ直刺しでも聞ける音
3・分解能が高い

1は公式の謳い文句でもありましたが、平面駆動のヘッドホンの敷居を下げた点はとても素晴らしいと思います。
似た様なスペックで対抗するメーカーは同じ米のAUDEZE(オーデジー)であり、こちらは特に平面駆動のイヤホンに力を注いでいる印象です。
比較対象としては良いかも知れませんね。

2・通常は 平面駆動=鳴らしにくい・据え置き と言うイメージでしたが、本機はその概念に真っ向から挑戦したと言える内容で、平面駆動特有の歪みの少なさを維持しながらポータブル環境での鑑賞がまともに出来る数少ないヘッドホンです。

勿論、ヘッドホンアンプがあるに越した事はありませんが。

3は本機の特性であり、分解能(音の分離感・ハッキリクッキリとした音)の高さが目立ち、これを求めている方にとっては良い選択の1つと言えるでしょう。

その反面、解像度はイマイチでその点に関しては他の平面駆動の製品に座を譲る形になっている感じでしょうか。

ココがダメだよPM-3

1・オプションケーブルのコネクターの作りが雑
2・音圧感が今ひとつ
3・イヤーパッドの交換が出来ない。もしくは困難

1・公式サイトが販売しているオプションケーブルは、コネクター周りの補強が十分ではありません。
アマゾンのレビューではこの点のせいで評価が低いのも事実です。
従って、バランス接続やグランド分離をする際は自己修理が可能な方か他ケーブルをチョイスするのが無難と言えそうです。
※実際に筆者は1年で2度断線し、はんだ付けによる自己修理&補強を行っております。

その反面、音質については素晴らしいと言えるのが救いでしょうか。

2・これはイヤホンレベルで鳴らしやすい長所の犠牲と言えそうです。
今までに駆動力の高いアンプを色々と試しましたが、イマイチ鳴らし切れている感を実感しておりません。

しかし、その反面海外では高評価が多いですし、海外ショップでもイチオシするポテンシャルの高さは疑う余地はありません。
この点に関しては相性との相談と言えそうです。

3・は筆者が購入前に迷ったマイナス要素です。
実際に気になってOPPO Digitalに直接メールでやり取りをして確認しました。

その際の内容が「パッドの交換はおよそ8000円」との事でした。
これに関しては変動も考えられますので参考程度にすると良いでしょう。

イヤーパッドはなるべく丁寧に扱うのが良いに越した事はありませんね。

ちなみに、自己修理をする際はカスタマイズの領域となり、海外のフォーラムでは内部に6箇所のツメがあり、試した人は1箇所を折ってしまっており、そうなりやすい仕様ですので分解に慣れている方でも苦労するかも知れません。

購入前に抑えておきたいポイント

1・購入の際は黒がオススメ
2・分解能の高さは聞く価値アリ
3・低域を軸とした平面駆動ヘッドホンが欲しい

1・黒が良い理由は1つにパッド等の汚れが目立たない側面があります。
ちなみに、白は中古だと汚れが目立ち、若干黄ばみみたいなのが付いているものがちらほらとあります。
2点目として、他色の赤と青は付属品が少ない点も挙げられます。
その点は価格に少し反映されており、およそ3000円程度の違いとなります。

気にしない方は白以外なら何でも良い感じです。

2は筆者が実際に視聴をして「これはスゲェ!」と感動した部分でした。
その当事はBowers & Wilkins – P7 と悩みましたが、結局これが決め手で購入に至りました。
P7も音の表現に深みがあり素晴らしいですが、遮音性やリケーブルの観点ではPM-3には及びませんでした。

3は意外かも知れませんが、平面駆動の特性上、低域は出にくい側面があります。
その特性はPM-3では全く感じられず、程良い感じの低域が出ております。

勿論、機種同士の相性が問われる部分ではありますが、量不足でスカスカな音と感じる事は無いでしょう。

結論

低域&分解能大好きで5万程度の平面駆動が欲しい奴は買え!
リケーブルとイヤーパッドはきちんとメンテしろよな!

と、言う事でしょうかw